2016年05月13日

今週の注目感染症 平成28年・16週(4月18日~4月24日)

~侵襲性肺炎球菌感染症~
肺炎球菌による感染症として肺炎、気管支炎、中耳炎などの他、まれに血液や髄液に侵入し髄膜炎や敗血症(炎 症が全身に広がっている状態)など重篤な状態を引き起こすことがあり、これを「侵襲性肺炎球菌感染症」と呼ん でいます。神奈川県内では、平成25年に101例、平成26年に163例、平成27年に207例が報告されており、増加傾向を認めます。また、今年の累計報告数もすでに84例になります。肺炎球菌感染症にはワクチンがあり、肺炎球菌による感染症を予防し、重症化を防ぐ効果があります。お子様や65歳以上の方は定期接種制度の対象となっています。 予防接種の詳細はお住まいの市町村へお問い合わせください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月28日更新)