2016年08月19日

今週の注目感染症 平成28年・32週(8月8日~8月14日)

〜腸管出血性大腸菌感染症〜
感染症腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌に感染することで発症します。症状は下痢、腹痛などですが、まれに溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などの重篤な合併症を起こし死に至ることもあります。汚染された食品からの経口感染が多いですが、感染者の便を介しても感染します。予防のために、食事の前・トイレの後などは、石鹸と流水で十分な手洗いを心がけ、調理器具の消毒・殺菌などに注意しましょう。また、生肉や加熱不十分な肉を食べることは避けましょう。夏休みでバーベキューや焼き肉などを行う際には、生肉を焼くための調理器具(トング、菜箸など)と食べる時に使う箸を分けるなどして、感染しないように注意しましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年8月18日更新)