2016年07月08日

今週の注目感染症 平成28年・26週(6月27日~7月3日)

~腸管出血性大腸菌感染症~
腸管出血性大腸菌感染症は、ベロ毒素を産生する腸管出血性大腸菌の感染で起こる病気で、今週は県内で10例の報告がありました。主な症状は下痢と腹痛ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを起こして死に至ることもあります。汚染された食品からの経口感染や、感染者の便を介して感染します。予防のために、食前・トイレの後などは、石鹸と流水で十分な手洗いを行い、調理器具の消毒・殺菌などに注意しましょう。特に、焼き肉やバーベキューの際には、生肉を避け、肉にしっかり火が通るように十分加熱しましょう。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年7月7日更新)