2016年08月05日

今週の注目感染症 平成28年・30週(7月25日~7月31日)

~結核~
結核は結核菌によって主に肺に炎症を起こす病気です。痰に結核菌がいる患者が咳をすると空気中に飛び散り、それを周囲の人が直接吸い込むことによってうつります。長引く咳や痰などの症状がみられる場合には早めにかかりつけ医に相談してください。

~細菌性赤痢~
細菌性赤痢は、赤痢菌の感染により発熱、腹痛、下痢などを起こす病気です。重症例ではテネスムス(しぶり腹)という、頻回の便意をともなう膿粘血便がみられます。アジア地域からの輸入症例が多く、経口感染でうつります。流行地域では、トイレの後や食前にしっかり手を洗い、加熱されていない食品(生もの、生水、氷など)をとらないように気をつけましょう。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年8月4日更新)