2016年02月18日

今週の注目感染症 平成28年・6週(2月8日~2月14日)

~インフルエンザ ~
感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目・鼻・口を触れたりすることによって感染します。第6週は神奈川県内の定点当たり報告数が45.61(前週48.95)でやや減少しましたが、引き続き、感染予防の基本である外出後の手洗い・うがいを十分に行いましょう。重症化を防ぐためにはインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの接種が有効ですが、接種した方も油断は禁物です。急な発熱やくしゃみ・咳などの症状がある場合は、周囲に感染が広がらないようにマスクを着用し、くしゃみ・咳エチケットを心がけ、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

~レジオネラ症 ~
第6週は神奈川県内で3件の報告があり、2016年累計報告数13件と全国1位となっています。レジオネラ症は、レジオネラ属菌を含むエアロゾルや塵埃を吸入することによって発症するもので、人から人への感染はありません。レジオネラ属菌は、私達の身の回りにある循環式風呂や加湿器などの人工環境で増殖するため、水の入れ替えや洗浄・消毒をして、いつも清潔に保つようにしましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月18日更新)