2016年01月29日

今週の注目感染症 平成28年・3週(1月18日~1月24日)

~インフルエンザ~
感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染します。第3週は神奈川県内の定点当たり報告数が13.06(前週4.21)と、注意報レベル(10)を超えています。感染予防の基本である外出後の手洗い・うがいは十分に行い、急な発熱や咳、くしゃみなどインフルエンザが疑われる症状がある場合、周囲に感染が広がらないようにマスクを着用し、くしゃみ・咳エチケットを心がけましょう。重症化を防ぐためにはインフルエンザワクチンの接種が有効です。また、合併症の一つである肺炎の予防には肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。接種希望の方は、かかりつけの医療機関にご相談ください。

~レジオネラ症~
レジオネラ症は、レジオネラ属菌を含むエアロゾルや塵埃を吸入することによって発症するもので、人から人への感染はありません。レジオネラ属菌は、私達の身の回りにある循環式風呂や加湿器などの人工環境で増殖するため、水の入れ替えや洗浄・消毒をして、いつも清潔に保つようにしましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年1月29日更新)