2022年04月01日

今週の注目感染症 
2022年・12週(3月21日~3月27日)

~結核~
今週、神奈川県では17例の結核の報告がありました。
神奈川県内では2021年も1000件以上の新規患者報告があり、過去の病気ではありません。
結核は長く続くかぜに似た症状が特徴的です。
結核は早期に発見すれば内服薬で確実な治療が可能な一方、症状を放置し重症化すると命にかかわる病気です。
昨今新型コロナウイルス感染症の影響で症状があっても受診を控えてしまい重症化してから発見される場合があります。
2週間以上発熱、咳、鼻汁等の症状が続く場合には早めに病院を受診しましょう。
また、定期健康診断で異常を指摘された場合は放置せず、必ず精密検査を受けましょう。

~新型コロナウイルス感染症~
>>詳細はこちら
2022年第12週の報告数は24,953例となり、前週34,281例とくらべて減少しています(※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります)。
神奈川県では2022年3月21日までで特措法に基づくまん延防止等重点措置が解除されました。
報告数は減少傾向ではありますが依然として高い水準を維持しています。
感染拡大をくい止めるために、マスク着用、手洗い、三密の回避等の基本的感染予防の徹底をお願いします。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和4年3月31日更新)