2017年03月30日

今週の注目感染症  平成29年・12週(3月20日~3月27日)

~インフルエンザ~
神奈川県では第4週をピークに減少傾向となり、今週は県内すべての地域で定点当たりの報告数が警報終息基準値を下回りました。ただし、まだ報告はみられますので、もうしばらく感染予防に努めましょう。インフルエンザは、感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすると感染します。感染予防の基本である外出後の手洗い・うがいを十分に行い、急な発熱や咳、くしゃみなどインフルエンザが疑われる症状がある場合、周囲に感染が広がらないようにマスクを着用しましょう。
インフルエンザにはいくつかの型があり、一度かかっても違う型のインフルエンザにかかることがありますので注意しましょう。

【今週の定点把握対象疾患】
●インフルエンザの定点当たりの報告数は、全県(6.82)で前週の全県(10.48)より減少し、県内すべての地域で警報終息基準値(10)を下回りました。
●咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(2.00)でやや高くなっています。
●感染性胃腸炎の定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内(11.67)でやや高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年3月30日更新)