2022年07月01日

今週の注目感染症 
2022年・25週(6月20日~6月26日)

~RSウイルス感染症~
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~感染性胃腸炎~
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~レジオネラ症~
レジオネラ症はレジオネラ属菌による細菌感染症です。
主な病型として重症の肺炎を引き起こす肺炎型と、一過性で自然に改善するポンティアック熱型が知られています。
症状としては、肺炎型の場合は全身倦怠感、頭痛、筋肉痛などから始まり、咳や38度以上の発熱、悪寒、胸痛、呼吸困難がみられるようになります。
ポンティアック熱型の場合は突然の発熱、悪寒、筋肉痛の症状がみられますが、一過性で自然に治癒します。
レジオネラ症の治療には抗菌薬を用います。
レジオネラ症は主にレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾル(細かい霧やしぶき)の吸入によって細菌が感染することによって起こります。
エアロゾルの発生源としてエアコン、加湿器、循環式浴槽などがあります。
これらの清掃を定期的に行いレジオネラ属菌に汚染されたエアロゾルの発生を防ぐことが重要です。

~新型コロナウイルス感染症~
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2022年第25週の報告数は6,483例となり、前週5,408例とくらべて増加しています(※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります)。
暑い日が続いていますので、熱中症予防のためにマスクを外してもよい場面を把握し、適度な水分補給をしましょう。
感染拡大を防ぐために、適切な場面でのマスク着用、手洗い、三密の回避等の基本的感染予防の徹底をお願いします。
また、神奈川県が公開している情報などで感染時にとるべき行動を確認しておきましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和4年6月30日更新)