2017年09月29日

今週の注目感染症  平成29年・38週(9月18日~9月24日)

~手足口病~
第28週に全県で警報レベルを超え、第31週をピークに報告数は減少傾向となり、終息まであと少しです(終息基準値(2)です)。
もうしばらく、適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。

~輸入感染症~
今週は、海外で感染して帰国後に発症した輸入感染症と推定される細菌性赤痢とデング熱が報告されました。
海外では、飲食物を介した感染症や、動物や蚊・マダニなどの昆虫が媒介する感染症、日本では少なくなった麻しん、風しん、ポリオなどの感染症にかかる可能性が高い地域があります。
海外へ行かれる際には、検疫所(FORTH)、厚生労働省、外務省のホームページなどで渡航先の感染症流行状況や必要な対策を確認して、輸入感染症を予防しましょう。


今週の定点把握対象疾患

・手足口病の定点当たりの報告数は、全県(4.31)で前週の全県(6.49)より減少し、終息基準値(2)に近づいています。
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(3.00)で警報レベル(3)です。
・RSウイルス感染症の定点当たりの報告数は、全県(0.87)で前週の全県(1.46)より減少しています。



【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年9月28日更新)