2015年07月03日

今週の注目感染症 平成27年・26週(6月22日~6月28日)

腸管出血性大腸菌感染症
第26週は神奈川県で10例の報告がありました。腸管出血性大腸菌感染症は、汚染された食品や感染者の便を介して感染します。食事の前・トイレの後など石鹸と流水での手洗い、調理器具の消毒・殺菌、生肉又は加熱不十分な肉を食べることは避けましょう。気温の上昇とともに増加します。今後の発生動向に注意しましょう。

咽頭結膜熱(プール熱)
第26週は神奈川県の定点当たりの報告数が0.79(前週0.78)と増加しています。咽頭結膜熱は発熱、咽頭炎、眼症状を主症状とする感染症で、通常夏季に流行します。今後の発生動向に注意しましょう。

手足口病
第26週は神奈川県の定点当たりの報告数が4.06(前週2.67)と増加しています。手足口病は手・足・口など水泡が特徴的な感染症で、主に夏に乳幼児を中心に流行します。今後の発生動向に注意しましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年7月3日更新)