2018年07月27日

今週の注目感染症  平成30年・29週(7月16日~7月22日)

~輸入感染症~
今週は、海外で感染して発症した輸入感染症と推定されるデング熱が報告されました。
海外では、飲食物を介した感染症や、動物や蚊・マダニなどの昆虫が媒介する感染症、日本では少なくなった麻しん、風しん、ポリオなどの感染症にうつる可能性が高い地域があります。
夏休みに海外へ行かれる際には、検疫所(FORTH)や外務省・厚生労働省のホームページなどで渡航先の感染症流行状況や必要な対策を確認して、輸入感染症を予防しましょう。

今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(6.00)で警報レベル(3)を超えています。
 また、厚木保健福祉事務所管内 (1.09)でやや高くなっています。
・手足口病の定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内(9.40)で警報レベル(5)を超えています。
 また、平塚保健福祉事務所管内 (3.43)でやや高くなっています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所管内(2.17)で警報レベル(2)を超えています。
 また、川崎市(1.86)、横須賀市(1.00)、藤沢市(1.00)でやや高くなっています。
・ヘルパンギーナの定点当たりの報告数は、川崎市(3.35)、横須賀市(2.78)、鎌倉保健福祉事務所管内(2.67)、藤沢市(2.60)、厚木保健福祉事務所管内 (2.18)、横浜市(2.16)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内 (4.33)、横須賀市(4.00)でやや高くなっています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年7月26日更新)