2017年11月13日

今週の注目感染症  平成29年・44週(10月30日~11月5日)

~レジオネラ症~
レジオネラ属菌を含むエアロゾル(微小粒子)を吸い込むことで感染し、肺炎などを起こす病気です。
もともと土壌でみられる常在菌ですが、循環式風呂や加湿器などで増えて感染の原因となることがあります。
免疫の低下した高齢者などで発症しやすく、重症化する場合もあります。
循環式風呂や加湿器などは、日頃より水の入れ替えや洗浄・消毒を行って清潔に保つようにしましょう。

~手足口病~
第28週に全県で警報レベルを超え、第31週をピークに報告数は減少傾向ですが、まだ流行が続いています(終息基準値2)。
適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。

今週の定点把握対象疾患
・手足口病の定点当たりの報告数は、全県(2.61)で前週の全県(3.67)より減少しましたが、まだ流行が続いています(終息基準値2)。
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(2.50)でやや高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年11月9日更新)