2017年04月20日

今週の注目感染症  平成29年・15週(4月10日~4月16日)

~デング熱~
デング熱はデングウイルスを持っているネッタイシマカやヒトスジシマカに刺されることで感染します。世界の熱帯・亜熱帯地域で広く流行しており、2014年には国内発生例も報告されました。急激な発熱を伴って発症し、発疹、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状が現れます。一部は重症化して、デング出血熱を発症し、死に至ることもあります。蚊から感染する病気としては、他にもジカウイルス感染症、日本脳炎、マラリアなどがあります。これらの発生地域に行かれる際には、肌の露出を避け、虫よけ剤を使用するなど、蚊に刺されないように注意しましょう。


【今週の定点把握対象疾患】
●インフルエンザの定点当たりの報告数は、全県(4.04)で前週の全県(4.93)より減少しました。
●咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(2.33)でやや高くなっています。
●感染性胃腸炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(10.82)でやや高くなっています。
●感染性胃腸炎(ロタウイルス)の定点当たりの報告数は、藤沢市(3.00)と厚木保健福祉事務所管内(3.00)でやや高くなっています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年4月20日更新)