2017年10月20日

今週の注目感染症  平成29年・41週(10月9日~10月15日)

~梅毒~
梅毒トレポネーマによる感染症で、性的接触などで感染部位に粘膜や皮膚が接触することによって感染します。
神奈川県では今年の累計報告数が253件となり、昨年(221件)にくらべて早いペースとなっています。
早期に診断して治療をすれば完治できる病気ですが、放置をすると脳や心臓に合併症を起こすことがあります。
皮膚のしこり、足のつけ根のリンパ節の腫れ、手のひら・足の裏・全身に赤い皮疹などの症状がある場合には、早めに医療機関にご相談ください。

~手足口病~
第28週に全県で警報レベルを超え、第31週をピークに報告数は減少傾向となり、終息まであと少しです(終息基準値(2)です)。
適切な排泄物の処理、石けんを使った手洗いを心がけて感染を予防しましょう。

今週の定点把握対象疾患
・手足口病の定点当たりの報告数は、全県(2.99)で前週の全県(3.62)より減少し、終息基準値(2)に近づいています。
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(3.50)で警報レベル(3)を超えています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年10月19日更新)