2021年09月24日

今週の注目感染症  2021年・37週(9月13日~9月19日)

~結核~
今週は神奈川県で16例の結核の報告がありました。
神奈川県内では毎年1,000件以上の新規患者報告があり、過去の病気ではありません。
結核は長く続くかぜに似た症状が特徴的です。
結核は早期に発見すれば内服薬で確実な治療が可能な一方、症状を放置し重症化すると命にかかわる病気です。
2週間以上発熱、咳、鼻汁等の症状が続く場合には病院を受診しましょう。
また、定期健康診断で異常を指摘された場合は放置せず、必ず精密検査を受けましょう。

~新型コロナウイルス感染症~
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今週の報告数は3,430例となり、前週5,970例から減少しています(※患者情報の変更により、前週と数字が異なる場合があります)。
神奈川県では、政府による緊急事態宣言を受け、現在緊急事態措置を実施しています。
適用期間は9月12日まででしたが、再延長され、9月30 日までとなっています。
(詳細は、神奈川県ホームページ参照>>詳細はこちら
神奈川県で実施している変異株モニタリングの結果では、現在の流行の大半はデルタ株によるものと分かっていますが、流行株が変わっても、基本的な感染対策は十分に有効です。
今後も手洗い・マスク着用といった従来の行動維持を心がけてください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和3年9月24日更新)