2017年11月27日

今週の注目感染症  平成29年・46週(11月13日~11月19日)

インフルエンザ
感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、鼻、口を触れたりすることによって感染します。
例年、この時期より報告が増え始め、1~2月頃に流行のピークを迎えます。
外出後の手洗い・うがいや、咳エチケット(咳・くしゃみの症状がある場合はマスク着用)を心がけ、感染を予防しましょう。
重症化を防ぐためにはインフルエンザワクチンの接種が有効です。
接種回数は、生後6か月から13歳未満は2回、13歳以上は通常1回となります。
接種希望の方は、お早めにかかりつけの医療機関にご相談ください。

腸チフス
患者や保菌者の便や尿に汚染された食品、水などの摂取、汚染された手指を介しての接触感染が主な感染源となります。
更に、胆嚢内の長期保菌者の便も感染源となることがあります。
そのため、渡航者による輸入感染だけでなく、帰国後の発症者からの二次感染、あるいは流行地の外国人保菌者による調理を介しての感染にも注意が必要です。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成29年11月24日更新)