2018年03月16日

今週の注目感染症  平成30年・10週(3月5日~3月11日)

~インフルエンザ
今週の神奈川県の定点当たり報告数は、前週(13.74)より減少して全県で「8.76」となり、終息基準値(10)を下回りました。
ただし、まだ流行が続いている地域もみられますので、引き続き感染予防に努めましょう。

~百日咳
激しい咳を特徴とする病気で、患者の咳やくしゃみの飛沫を吸い込むことで感染します。
どの年齢でもみられますが、特に月齢6か月以下の乳児が感染すると、致命的となることがあります。
予防には、小児定期接種となっている四種混合ワクチン(DPT-IPV)が有効です。
成人では症状が軽度で診断が見逃される場合があり、ワクチン未接種の新生児・乳児に対する感染源として注意が必要です。
(百日咳は平成30年1月1日から全数把握疾患(5類感染症)になりました。)
インフルエンザ、百日咳の感染が疑われる場合には医療機関を受診するとともに、咳エチケット(咳・くしゃみの症状があればマスク着用)と手洗いに気をつけましょう。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年3月16日更新)