2015年06月05日

今週の注目感染症 平成27年・22週(5月25日~5月31日)

~伝染性紅斑~
伝染性紅班の定点当たり報告数が増加しています。伝染性紅班は、軽いかぜ症状に続いて、頬が赤くなったり、手 足に網目状の発疹などが見られる感染症です。一般的には「リンゴ病」と呼ばれますが、頬が赤くなるときには感染 力はほとんどありません。主に春から夏にかけて乳幼児を中心に流行します。今後の発生動向に注意しましょう。
~手足口病~
手足口病の定点当たり報告数が増加しています。手足口病は、口の中や手、足などに現れる水泡性の発疹が特徴の 感染症で、主に夏に乳幼児を中心に流行します。今後の発生動向に注意しましょう。
~侵襲性肺炎球菌感染症~
肺炎球菌による肺炎、気管支炎、中耳炎などの感染症のうち、肺炎球菌が血液や髄液に侵入し重篤な状態を引き起 こす場合を「侵襲性肺炎球菌感染症」と呼んでいます。主に小児や高齢者を中心に発症しています。予防としては肺 炎球菌に効果のあるワクチンがあり、乳幼児や高齢者の方は定期接種制度の対象となっています。詳細については、 お住まいの市町村へお問い合わせください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年6月5日更新)