2016年02月26日

今週の注目感染症 平成28年・7週(2月15日~2月21日)

~インフルエンザ ~
感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目・鼻・口を触れたりすることによって感染します。第7週は神奈川県内の定点当たり報告数が34.59(前週45.61)で減少しましたが、引き続き、感染予防の基本である外出後の手洗い・うがいを十分に行いましょう。重症化を防ぐためには、ワクチン接種が有効ですが、接種した方も油断は禁物です。急な発熱やくしゃみ・咳などの症状がある場合は、周囲に感染が広がらないようにマスクを着用し、くしゃみ・咳エチケットを心がけ、早めにかかりつけ医に相談しましょう。

~侵襲性肺炎球菌感染症 ~
肺炎球菌による肺炎、気管支炎、中耳炎などの感染症のうち、肺炎球菌が血液や髄液に侵入し髄膜炎や敗血症(炎症が全身に広がっている状態)など重篤な状態を引き起こすことがあり、これを「侵襲性肺炎球菌感染症」と呼んでいます。主に小児や高齢者を中心に発症しています。第7週は神奈川県で9例の報告がありました。予防としては肺炎球菌に効果のあるワクチンがあり、乳幼児や高齢者の方は定期接種制度の対象となっています。詳細については、お住まいの市町村へお問い合わせください。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年2月25日更新)