2015年10月23日

今週の注目感染症 平成27年・42週(10月12日~10月18日)

~感染性胃腸炎~
細菌、ウイルス、寄生虫などによる、嘔吐や下痢をおこす感染症の総称で、特にウイルス性 の感染性胃腸炎は冬期に多く、ノロウイルスを中心に毎年、学校や入居施設などで集団発生がみられています。第 42週は神奈川県の定点当たり報告数が3.17(前週2.95)と増加しており、今後の発生動向に注意してください。感 染予防のため、食事の前やトイレの後を含めたこまめな手洗いを励行しましょう。

~RSウイルス感染症~
RSウイルスによる感染症で、主に乳幼児に秋から冬にかけて流行します。風邪のよ うな症状から重症の細気管支炎、肺炎など様々な呼吸器の症状を引き起こします。第42週は神奈川県の定点当たり 報告数が0.83(前週0.91)とやや減少しましたが、今後の発生動向に注意してください。特に、乳幼児が周囲にい る場合は、こまめな手洗い、くしゃみ・咳エチケットを心がけましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年10月23日更新)