2015年11月06日

今週の注目感染症 平成27年・44週(10月26日~11月1日)

~感染性胃腸炎~
細菌、ウイルス、寄生虫などによる、嘔吐や下痢をおこす感染症の総称で、特にウイルス性の感染性胃 腸炎は冬期に多く、ノロウイルスを中心に毎年、学校や入居施設などで集団発生がみられています。第44週は神奈川県の定点当たり報告数が4.87(前週3.87)と増加しており、今後の発生動向に注意してください。なお、感染性胃腸炎の患者が急増すると、その数週間後にノロウイルス食中毒の発生が増加する傾向があり、県では11月2日にノロウイルス食中毒警戒情報を発令し、警戒を呼び掛けています。外出先から帰宅後、トイレ後、調理前、食事前にはよく手を洗い、調理器具は十分に洗浄・消毒をしましょう。吐物・排泄物などの処理は直接触れないようにし、石けんを使ってよく手を洗いましょう。二枚貝が感染源になること があるので、二枚貝の取扱いには十分注意し、中心部まで加熱調理(85℃~90℃で90秒以上)して食べましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年11月6日更新)