2016年04月08日

今週の注目感染症 平成28年・13週(3月28日~4月3日)

~インフルエンザ~
感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した 手で目・鼻・口を触れたりすることによって感染します。第13週は神奈川県内の定点当たり報告数が6.88(前週7.66)と減少し、前週に続き警報レベル終息基準値10を下回りましたが、感染予防の基本である外出後の手洗い・うがいを行いましょう。今シーズン既にインフルエンザに感染した方も、別の型や系統のインフルエンザに感染すること もあり注意が必要です。急な発熱やくしゃみ・咳などの症状がある場合は、周囲に感染が広がらないようにマスク を着用し、くしゃみ・咳エチケットを心がけ、早めにかかりつけ医に相談しましょう。また、頻度は少ないですが、インフルエンザ感染により脳症を合併する場合があります。意識障害やいつもと違った言動や行動がみられた場合には速やかに受診しましょう。

~梅毒~
性的接触などで感染部位に粘膜や皮膚が接触することによって感染します。神奈川県内では継続的に発生がみられ、第13週は4例の報告がありました。早期に診断して治療をすれば完治できる病気ですが、長期間にわたって放置をすると脳や心臓に合併症を起こすことがあります。皮膚のしこりや足のつけ根のリンパ節の腫れなどの症状がある場合には、早めに医療機関にご相談ください。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成28年4月7日更新)