2015年10月30日

今週の注目感染症 平成27年・43週(10月19日~10月25日)

~インフルエンザ~
感染している人の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込んだり、ウイルスが付着した手で目、 鼻、口を触れたりすることによって感染します。第43週は神奈川県の定点当たり報告数が0.22(前週0.04)と増加しており、今後の発生動向に注意してください。特に高齢者は重症化しやすく、合併症を起こす可能性が高いため注意が必要です。重症化を防ぐためにはインフルエンザワクチンの接種が有効です。また、合併症の一つである肺炎の予防には肺炎球菌ワクチンの接種が有効です。接種希望の方は、お早めにかかりつけの医療機関にご相談ください。

~RSウイルス感染症~
RSウイルスによる感染症で、主に乳幼児に秋から冬にかけて流行します。風邪のような症状か ら重症の細気管支炎、肺炎など様々な呼吸器の症状を引き起こします。第43週は神奈川県の定点当たり報告数が0.97(前週0.83)と増加しており、今後の発生動向に注意してください。特に、乳幼児が周囲にいる場合は、こまめな手洗い、くしゃみ・咳エチ ケットを心がけましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年10月30日更新)