2015年08月14日

今週の注目感染症 平成27年・32週(8月3日~8月9日)

~腸管出血性大腸菌感染症~
腸管出血性大腸菌感染症は、汚染された食品や感染者の便を介して感染します。第32週は神奈川県で3例の報告がありました。食事の前・トイレの後など石けんと流水での手洗いを心がけ、調理器具の消毒・殺菌、生肉又は加熱不十分な肉を食べることは避けましょう。

~レジオネラ症~
レジオネラ症はレジオネラ属菌を含むエアロゾルや塵埃を吸入することにより発症する感染症です。第32週は神奈川県で2件の報告があり、累積報告数81件で全国1位となっています。

~手足口病~
手足口病は手・足・口などにできる水疱が特徴的な感染症で、乳幼児を中心に主に夏に流行します。第32週は神奈川県の定点当たり報告数が10.53(前週13.25)と、減少しましたが、警報レベルの5を超えており、引き続き発生動向に注意してください。こまめな手洗い、くしゃみ・せきエチケットを心がけましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年8月14日更新)