2015年11月27日

今週の注目感染症 平成27年・47週(11月16日~11月22日)

~RSウイルス感染症~
RSウイルスによる感染症で、主に乳幼児に秋から冬にかけて流行します。風邪のような症状から 重症の細気管支炎、肺炎など様々な呼吸器の症状を引き起こします。第47週は神奈川県の定点当たり報告数が0.98(前週0.82)と増加しており、今後の発生動向に注意してください。特に、乳幼児が周囲にいる場合は、こまめな手洗い、くしゃみ・咳エチ ケットを心がけましょう。

~感染性胃腸炎~
細菌、ウイルス、寄生虫などによる、嘔吐や下痢をおこす感染症の総称で、特にウイルス性の感染性胃 腸炎は冬期に多く、ノロウイルスを中心に毎年、学校や入居施設などで集団発生がみられています。第47週は神奈川県の定点当たり報告数が7.93(前週6.45)と増加しています。外出先から帰宅後、トイレ後、調理・食事前にはよく手を洗い、調理器具は
十分に洗浄・消毒をしましょう。吐物・排泄物などの処理は直接触れないようにし、石けんを使って手を洗いましょう。二枚貝が感染源になることがあるので、二枚貝の取扱いには十分注意し、調理は中心部まで加熱(85℃~90℃で90秒以上)しましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年11月27日更新)