2020年08月21日


今週の注目感染症  2020年・33週(8月10日~8月16日)

~水痘(みずぼうそう)~
水痘・帯状疱疹ウイルスの感染により、発熱や発疹などの症状が出る病気です。
発疹は紅斑から水疱(水ぶくれ)を経て痂疲(かさぶた)となり、かゆみを伴うのが特徴です。
ほとんどは軽症で治りますが、一部は肺炎、脳炎などを合併して重症化します。
また、水痘が治った後もウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下した時に帯状疱疹(発疹、神経痛などが見られる)を起こすこともあります。
感染力が強いため、ワクチン接種が有効な予防法となります。
平成26年10月より、小児への水痘ワクチン定期接種が始まりました。
新型コロナウイルスも心配ですが、水痘ワクチンも含めて小児の定期接種は確実に受けるようにしましょう。

~新型コロナウイルス感染症~
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今週の報告数は585例となり、前週(653例)より減少しましたが、報告の多い状況は続いています。
引き続き身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い、3密(密集、密接、密閉)の回避などに注意し、感染を予防しましょう。
ただし、蒸し暑い環境下ではマスク着用により熱中症のリスクが高くなるため、屋外で周囲の人と十分な距離(2m以上)が保てる場合にはマスクを外して熱中症を防ぎましょう。

【参考】
新型コロナウイルス感染症について(神奈川県HP)
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県内の最新動向(神奈川県HP)
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新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況(神奈川県HP)
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新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省HP)
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連情報ページ(国立感染症研究所HP)
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【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和2年8月20日更新)