2018年09月21日

今週の注目感染症  平成30年・37週(9月10日~9月16日)

~風しん~
7月下旬より関東地方で報告が多くなり、神奈川県でも今週14件と報告が続いています。
風しんウイルスの感染により、発熱、発疹、リンパ節腫脹などが現れる病気で、妊娠初期の妊婦が感染すると、出生児に心疾患、難聴、白内障などが現れる先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。感染力が強く、ワクチン接種が最も有効な予防法です。
風しんにかかったことがなく、予防接種も受けていない方は、予防接種をご検討ください。妊娠希望の女性やパートナーの抗体検査やワクチン接種の助成制度があります。
詳しくは、神奈川県ホームページをご覧ください。

今週の定点把握対象疾患
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、川崎市(1.73)、横浜市(1.42)でやや高くなっています。
・ヘルパンギーナの定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内(2.80)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(4.67) 、相模原市(4.00)でやや高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年9月20日更新)