2019年04月05日

今週の注目感染症  平成31年・13週(3月25日~3月31日)

~VPD(ワクチンで予防可能な疾患)~
VPDは“Vaccine Preventable Diseases”の略語で、ワクチンで予防可能な疾患の総称です。
今週、報告された結核、A型肝炎、侵襲性インフルエンザ菌感染症、侵襲性肺炎球菌感染症、水痘、百日咳、風しん、麻しんはVPDに入ります。
ワクチン接種には、法律に基づいて行われる定期接種と、希望者が各自で受ける任意接種があります。
新年度を機に、お子様の定期接種の受け忘れがないかどうか母子手帳を確認しましょう。
また、大人の方もお仕事や生活の内容に合わせて、必要な予防接種があるかどうかを検討されてはいかがでしょうか。

~麻しん~
県内で報告が続いています。

~風しん~
県内で報告が続いています。

今週の定点把握対象疾患

・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(3.00)で警報レベル(3)です。

・水痘の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所管内(1.83)で注意報レベル(1)を超えています。

・流行性耳下腺炎の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(2.50)でやや高くなっています。

・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(4.67)でやや高くなっています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成31年4月4日更新)