2015年09月19日

今週の注目感染症 平成27年・37週(9月7日~9月13日)

~腸管出血性大腸菌感染症~
腸管出血性大腸菌感染症は、汚染された食品や感染者の便を介して感染します。第37週は神奈川県で5例の報告がありました。食事の前・トイレの後など石けんと流水での手洗いを心がけ、調理器具の消毒・殺菌、生肉又は加熱不十分な肉を食べることは避けましょう。

~手足口病~
手足口病は手・足・口などにできる水疱が特徴的な感染症で、乳幼児を中心に主に夏に流行します。第37週は神奈川県の定点当たり報告数が5.86(前週5.43)と警報レベルの5を超えており、引き続き発生動向に注意してください。こまめな手洗い、くしゃみ・せきエチケットを心がけましょう。

~RSウイルス感染症~
RSウイルスによる感染症で、主に乳幼児に秋から冬にかけて流行し、風邪のような症状から重症の細気管支炎、肺炎など様々な呼吸器の症状を引き起こします。第37週は神奈川県の定点当たり報告数が0.53(前週0.34)と増加しており、今後の発生動向に注意してください。特に、乳幼児が周囲にいる場合は、こまめな手洗い、くしゃみ・せきエチケットを心がけましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年9月18日更新)