2018年08月10日

今週の注目感染症  平成30年・31週(7月30日~8月5日)

~風しん~
風しんウイルスの感染により、発熱、発疹、リンパ節腫脹などが現れる病気です。
また、妊娠初期の妊婦が感染すると、出生児に心疾患、難聴、白内障などが現れる先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。
主な感染経路は飛沫感染(患者のくしゃみや咳に含まれるウイルスを吸い込むことで感染)です。
感染力が強く、マスクと手洗いでは十分に予防できず、ワクチン接種が最も有効な予防法です。
妊娠希望の女性やパートナーの抗体検査やワクチン接種の助成制度があります。
詳しくは、もよりの自治体ホームページをご覧ください。

今週の定点把握対象疾患
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所(2.50)で警報レベル(2)を超えています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、相模原市(11.33)で警報レベル(8)を超えています。
・手足口病の定点当たりの報告数は、平塚保健福祉事務所管内 (3.14)、小田原保健福祉事務所管内(2.60)でやや高くなっています。
・ヘルパンギーナの定点当たりの報告数は、全県(3.38)、県域(2.52)ともやや高くなっています。
・RSウイルスの定点当たりの報告数は、県域(1.27)で県域過去平均(0.16)と比べて高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年8月9日更新)