2020年04月17日

今週の注目感染症  2020年・15週(4月6日~4月12日)

~新型コロナウイルス感染症~
今週、県内では279例の報告があり、前週(139例)よりさらに増加しています。
感染が拡がる中、感染予防には3密(密閉・密集・密接)を避けることと手洗い・咳エチケットが基本となりますが、気になるのは消毒方法です。
新型コロナウイルスの消毒には、 アルコール(70~80%エタノール)や次亜塩素酸ナトリウム (0.05%希釈液)が有効です。
さらに、4月15日、経済産業省は文献調査の結果、界面活性剤、次亜塩素水、第4級アンモニウム塩(逆性せっけん)も有効な可能性があるとし、有効性の評価を始めると発表しました。
SARSコロナウイルスには界面活性剤* (台所洗剤)も消毒効果が高いことが分かっており、新型コロナウイルスに対する消毒効果も期待されます。
手指の消毒にはアルコールか第4級アンモニウム塩を、取っ手やドアノブなどの環境消毒にはいずれも使えます。

* 家庭などで台所洗剤を活用した消毒について
作り方:約1リットルのぬるま湯に対して5~10㏄程度の台所洗剤を加える(台所用合成洗剤として濃度0.5%以上)

選び方:食器・野菜洗浄用の台所洗剤で、成分として直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウムもしくはアルキルエーテル硫酸ナトリウムを16%以上含むもの※消毒する対象によっては劣化・退色の恐れがあります

消毒時のポイント:噴霧ではなく、可能な限り拭きとることが望ましい。手すりやドアノブ等汚染されやすい場所は、2度拭きすることや浸したティッシュペーパー等で汚染された場所を覆い、5分以上経過後、から拭きをする。

【参考】
新型コロナウイルス感染症について(神奈川県HP)
>>詳細はこちら

県内の最新動向(神奈川県HP)
>>詳細はこちら

新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況(神奈川県HP)
>>詳細はこちら

新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省HP)
>>詳細はこちら

コロナウイルスに関する解説及び中国湖北省武漢市等で報告されている新型コロナウイルスに関連する情報 (国立感染症研究所HP)
>>詳細はこちら

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和2年4月16日更新)