2019年06月14日
今週の注目感染症 令和元年・23週(6月3日～6月9日)
～麻しん～
今週は6件の報告がありました。
麻しんウイルスに感染後10～12日で発熱、咳、鼻水の症状が現れ、続いて高熱、発疹がみられる病気で、肺炎や脳炎を合併して重症化することもあります。
接触感染や空気感染で広がり、感染力が非常に強いのが特徴です。
麻しんは手洗い、マスクのみでは予防できず、予防にはワクチン接種が有効です。
ワクチン接種歴を確認し、2回の接種を受けていない場合には、ワクチン接種を勧めます。
また、麻しんを疑う症状がみられる場合は、予め麻しんを疑う旨を電話連絡の上で医療機関を受診しましょう。
～風しん～
県内で報告が続いています。
今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(6.00)で警報レベル(3)を超えています。
・水痘の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(1.73)、鎌倉保健福祉事務所管内(1.50)、横浜市(1.11)で注意報レベル(1)を超えています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、平塚保健福祉事務所秦野センター管内(1.50) 、厚木保健福祉事務所管内(1.36) 、小田原保健福祉事務所管内(1.33)でやや高くなっています。
【神奈川県感染症情報センターより参照】
（令和元年6月13日更新）