2019年05月17日

今週の注目感染症  令和元年・19週(5月6日~5月12日)

~麻しん~
連休明けより県内で麻しんの報告が増えています。
麻しんウイルスに感染後10~12日で発熱、咳、鼻水の症状が現れ、続いて高熱、発疹がみられる病気で、肺炎や脳炎を合併して重症化することもあります。接触感染や空気感染で広がり、感染力が非常に強いのが特徴です。
麻しんは手洗い、マスクのみでは予防できず、ワクチン接種が有効な予防法です。
麻しん流行地域に滞在後や麻しん患者と接触後に、発熱や発疹などの麻しんを疑う症状がみられる場合は、予め麻しんを疑う旨を連絡の上で医療機関を受診しましょう。

~風しん~
県内で報告が続いています。

今週の定点把握対象疾患

・水痘の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所管内(2.33)で警報レベル(2)を、藤沢市(1.50)と横浜市(1.01)で注意報レベル(1)を超えています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、小田原保健福祉事務所管内(2.67)で警報レベル(2)を超えています。


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和元年5月16日更新)