2019年11月01日

今週の注目感染症  令和元年・43週(10月21日~10月27日)

~つつが虫病~
つつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)による感染症です。
つつが虫病リケッチアはダニの一種であるツツガムシが保有しています。
ツツガムシは秋から初冬に孵化するため、この時期に発生が多くみられます。
また東北地方など寒冷地域では、冬を越して活動性を得たツツガムシによる感染から、春の季節に多くみられます。
ツツガムシは田畑や山林などの自然に生息しています。
野外で活動される際には、肌の露出を減らす、明るい色の服を着る、虫よけ剤を使用するなど、ダニに咬まれないように注意をしましょう。

~手足口病~
第26週に神奈川県の定点当たり報告数が警報レベル(5)を超えました。
第30週をピークに減少し、前週に終息レベル(2)を下回りましたが、今週(定点当たり2.07人)は増加しています。

~風しん・麻しん~
今週は、風しんの報告はなく、麻しん1例の報告がありました。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和元年10月31日更新)