2020年05月29日

今週の注目感染症  2020年・21週(5月18日~5月24日)

~新型コロナウイルス感染症~
>>詳細はこちら
緊急事態宣言の解除を受け、本県では適切な感染防止対策を講じていることを前提に5月27日に休業要請が解除となり、徐々に人出が増えてきています。
今週の報告数は64例となり、前週(94例)より減少していますが、医療機関や施設等での感染の他に感染経路不明の報告もあり、引き続き自宅や職場等での感染予防対策(手洗い、咳エチケット(マスク着用)、3つの密(密集、密接、密閉)の回避)が重要です。

~腸管出血性大腸菌感染症~
ベロ毒素を産生する病原性大腸菌の感染で起こる病気です。
毎年、この時期より増え始め、夏に多く報告されます。
主な症状は下痢と腹痛ですが、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症を起こして死に至ることもあります。
汚染された食品や、感染者の便を介して感染します。
感染予防として、①食前やトイレの後に石鹸と流水で十分な手洗いを行う、②調理器具の消毒・殺菌を確実に行う、③肉・肉製品の調理の際には中心部75℃以上で1分間以上加熱する、④生野菜はよく水洗いをするなどです。
緊急事態宣言が解除され、気候も良いので、バーベキューの企画をされている方も多いと思いますが、アウトドアのような慣れない環境では感染予防策が不十分になりやすく、特に注意が必要です。
また、強い腹痛や下痢(特に血便)の症状がある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

【参考】
新型コロナウイルス感染症について(神奈川県HP)
>>詳細はこちら

県内の最新動向(神奈川県HP)
>>詳細はこちら

新型コロナウイルスに感染した患者の発生状況(神奈川県HP)
>>詳細はこちら

新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省HP)
>>詳細はこちら

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 関連情報ページ(国立感染症研究所HP)
>>詳細はこちら


【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和2年5月28日更新)