2018年08月24日

今週の注目感染症  平成30年・33週(8月13日~8月19日)

~風しん~
第30週(7月23日~29日)より関東地方で報告が増加しており、神奈川県でも今週は3件の報告がありました。
風しんウイルスの感染により、発熱、発疹、リンパ節腫脹などが現れる病気で、妊娠初期の妊婦が感染すると、出生児に心疾患、難聴、白内障などが現れる先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。
感染力が強く、ワクチン接種が最も有効な予防法です。
風しんにかかったことがなく、予防接種も受けていない方は、予防接種をご検討ください。
妊娠希望の女性やパートナーの抗体検査やワクチン接種の助成制度があります。
詳しくは、「神奈川県風しん撲滅作戦 特設ページ」をご覧ください。

今週の定点把握対象疾患
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、川崎市(2.03)で警報レベル(2.0)を超えています。
 また、茅ヶ崎市(1.17)、鎌倉保健福祉事務所(1.17)、横浜市(1.00)でやや高くなっています。
・ヘルパンギーナの定点当たりの報告数は、川崎市(2.77)、相模原市(2.70)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内 (5.33)、相模原市(5.00)でやや高くなっています。
・RSウイルスの定点当たりの報告数は、県域(1.09)で県域過去平均(0.15)と比べて高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年8月23日更新)