2019年05月10日

今週の注目感染症  令和元年・18週(4月29日~5月5日)

~輸入感染症~
連休中に海外へ行かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。今週は海外からの帰国者で「デング熱」の報告がありました。
感染症には、潜伏期間(感染してから発病するまでの期間)が数日から1週間以上と長いものもあり、渡航中あるいは帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなることがあります。
帰国後体調が思わしくなかった場合は、渡航先や滞在期間などの情報を必ず受診する医療機関・主治医に伝えてから受診をしてください。

~麻しん~
今週は報告がありませんでした。

~風しん~
県内で報告が続いています。

今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(2.25)で高くなっています。

・インフルエンザの定点当たりの報告数は、全県(0.47)で前週(1.76)より減少しています。

・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(1.00)で高くなっています。

・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(7.00)で高くなっています。

・感染性胃腸炎(ロタウイルス)の定点当たりの報告数は、藤沢市保健所管内(8.00)、厚木保健福祉事務所管内(2.00)で高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和元年5月14日更新)