2019年09月20日

今週の注目感染症  令和元年・37週(9月9日~9月15日)

~百日咳~
百日咳は平成30年1月から全数把握疾患になり、県内で報告が続いています。
激しい咳を特徴とする病気で、患者の咳やくしゃみの飛沫を吸い込むことで感染します。
どの年齢でもみられますが、特に月齢6か月以下の乳児が感染すると、致命的となることがあります。
予防には、小児定期接種となっている四種混合ワクチン(DPT-IPV)が有効です。
成人では症状が軽度で診断が見逃される場合があり、ワクチン未接種の新生児・乳児に対する感染源として注意が必要です。
百日咳が疑われる場合には医療機関を受診するとともに、咳エチケット(咳・くしゃみの症状があればマスク着用)と手洗いに気をつけましょう。

~手足口病~
第26週に神奈川県の定点当たり報告数が警報レベル(5)を超えました。
第30週をピークに減少し、第33週から警報レベル(5)を下回りましたが、今週(定点当たり2.68人)も終息レベル(2)には至っていません。

~風しん・麻しん~
今週は、風しん2例、麻しん1例の報告がありました。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(令和元年9月19日更新)