2018年10月19日

今週の注目感染症  平成30年・41週(10月8日~10月14日)

~風しん~
7月下旬より関東地方で報告が多くなり、神奈川県では今週26件の報告があり、今年の累計報告数は163件になりました。
風しんウイルスの感染により、発熱、発疹、リンパ節腫脹などが現れる病気で、妊娠初期の妊婦が感染すると、出生児に心疾患、難聴、白内障などが現れる先天性風しん症候群が起こる恐れがあります。
感染力が強く、ワクチン接種が最も有効な予防法です。
風しんにかかったことがなく、予防接種も受けていない方は、抗体検査、予防接種をご検討ください。妊娠希望の女性やパートナーの抗体検査やワクチン接種の助成制度があります。
詳しくは、神奈川県ホームページをご覧ください。

今週の定点把握対象疾患
・咽頭結膜熱の定点当たりの報告数は、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(5.50)で警報レベル(3)を超えています。
・伝染性紅斑の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(1.64)、鎌倉保健福祉事務所管内(1.50)でやや高くなっています。
・流行性角結膜炎の定点当たりの報告数は、厚木保健福祉事務所管内(4.67)でやや高くなっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成30年10月18日更新)