2015年10月02日

今週の注目感染症 平成27年・39週(9月21日~9月27日)

腸管出血性大腸菌感染症
腸管出血性大腸菌感染症は、汚染された食品や感染者の便を介して感染します。第39週は神奈川県で12例の報告がありました。食事の前・トイレの後など石けんと流水での手洗いを心がけ、調理器具の消毒・殺菌、生肉又は加熱不十分な肉を食べることは避けましょう。

RSウイルス感染症
RSウイルスによる感染症で、主に乳幼児に秋から冬にかけて流行します。風邪のような症状から重症の細気管支炎、肺炎など様々な呼吸器の症状を引き起こします。第39週は神奈川県の定点当たり報告数が0.27(前週0.55)と減少しておりますが、引き続き今後の発生動向に注意してください。特に、乳幼児が周囲にいる場合は、こまめな手洗い、くしゃみ・せきエチケットを心がけましょう。

レジオネラ症
レジオネラ症はレジオネラ属菌を含むエアロゾルや塵埃を吸入することにより発症する感染症です。第39週は神奈川県で4件の報告があり、累積報告数103件で全国1位となっています。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年10月1日更新)