2015年09月04日

今週の注目感染症 平成27年・35週(8月24日~8月30日)

~腸管出血性大腸菌感染症~
腸管出血性大腸菌感染症は、汚染された食品や感染者の便を介して感染します。第35週は神奈川県で4例の報告がありました。食事の前・トイレの後など石けんと流水での手洗いを心がけ、調理器具の消毒・殺菌、生肉又は加熱不十分な肉を食べることは避けましょう。

~梅毒~
梅毒は、近年増加傾向にある疾患で、性的な接触などで感染します。第35週は神奈川県で6例の報告がありました。感染部位が接触しないようにコンドームの使用が勧められますが、コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染の可能性があるため、皮膚や粘膜に異常がある場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診しましょう。

~手足口病~
手足口病は手・足・口などにできる水疱が特徴的な感染症で、乳幼児を中心に主に夏に流行します。第35週は神奈川県の定点当たり報告数が6.40(前週6.23)と警報レベルの5を超えており、引き続き発生動向に注意してください。こまめな手洗い、くしゃみ・せきエチケットを心がけましょう。

【神奈川県感染症情報センターより参照】
(平成27年9月4日更新)